2025年11月1日。
「FWJ Japan Open(ビキニクラスA)」で、那谷屋真菜選手が見事クラス優勝、そしてカテゴリーの頂点であるオーバーオール優勝を果たしました。
初めてケアを担当してから、まもなく1年。
この1年は、トレーニングと回復のバランスを取りながら、ひとつひとつ体を仕上げていくということを繰り返し続けてきました。
■ クラス優勝とオーバーオールの違い
FWJのビキニフィットネスは、身長などでクラスが分かれています。
カテゴリーの各クラスの1位を「クラス優勝」と呼び、その中でさらにカテゴリー全体の1位を決めるのが「オーバーオール」。
つまりオーバーオール優勝は、その日の大会ので最も美しく、完成された身体を持つ選手の証です。
真菜選手はその頂点に立ちました。
■ ビキニフィットネスは「筋肉の大会」ではない
よく「筋肉量を競う」と思われがちですが、
ビキニフィットネスでは“女性らしいライン”と“バランスの美しさ”が大切にされます。
・過度に筋肉を大きくしない
・ウエストからヒップ、脚へのラインの流れ
・ステージ上での表情や所作
・全体の印象や健康的な雰囲気
このすべてを整えるには、トレーニングだけでなく、
「筋肉を休ませる」「動かす方向を整える」ケアが欠かせません。
■ 大会前のコンディショニング
大会直前の調整期、真菜選手はふくらはぎから足首にかけての痛みを抱えていました。
筋肉の張りと足関節の動きの硬さを取るため、トリガーポイント鍼と手技で筋膜の緊張を解放し、立ち姿のラインがより自然に見えるよう調整を重ねました。
トレーニングの強度が上がるほど、
“どこまで攻めるか”と“どこで休ませるか”の見極めが重要になります。
大会までの日々は、まさに身体との対話の連続でした。
■ 次はオリンピア・アマチュアへ
11月23日、那谷屋選手は次なる舞台「オリンピア・アマチュア」に挑みます。
ここでは、世界各国のトップ選手が集まり、“プロカード(IFBB PRO)”をかけた戦いが繰り広げられます。
前哨戦を制した勢いのまま、次のステージへ。
目標はもちろん、クラス優勝とオーバーオールでの頂点です。
■ ケアを通して感じること
フィットネス競技は、見た目の華やかさの裏で、身体的にも精神的にも過酷な戦いです。
減量期の疲労、トレーニングの痛み、そして本番への緊張。
それでも真菜選手は、どんな時も「自分の身体と丁寧に向き合う」姿勢を崩しません。
その姿にいつもこちらが刺激をもらっています。
そして、ケアを通して競技に携われることを光栄に思います。
■ さいごに
那谷屋真菜選手、優勝本当におめでとうございます!
プロカードを目指す次の挑戦でも、ベストなコンディションで舞台に立てるよう、feel一同、全力でサポートしていきます。
↓真菜さんYOUTUBE ↓
大会速報
大会前日(施術風景も少し観られます)