こんにちは、トリガーポイント鍼療法の鍼灸マッサージ治療院 feel 院長の佐野です。
今日は、過活動膀胱・頻尿に関するお話しをしたいと思います。
上の図の青い箇所は、膀胱です。
膀胱は、尿を貯蔵し、排泄するための器官で、腎臓から尿が生成され、尿管を介して流れてくると、膀胱が拡張してその尿を収容します。
通常は約300~500mlの尿を貯蔵することができ、膀胱の壁は筋肉でできていて、尿を貯蔵するために伸び、尿が排泄されると収縮します。
過活動膀胱は、膀胱の筋肉が異常に収縮し、意図しないタイミンングで、尿意を感じる状態を指します。
一般的な症状としては、以下のようなものがあります。
■頻尿:通常よりも頻繁にトイレに行く必要がある。
■切迫性尿意:尿意を感じたら、すぐにトイレに行く必要がある。
■夜間頻尿:夜間に何度もトイレに行く必要がある。
■尿漏れ:尿意を感じる前に、尿が漏れることがある。
私が鍼施術で膀胱系の症状に対しての手応えを感じたのは、今から25年ほど前、当時は整形外科に勤務していた時で、80代の男性への腰痛に対する施術を担当していた時でした。
週に1度の施術を1ヶ月程続けていたある日、「先生、夜トイレに起きなくなったんだよ、これも鍼のおかげかな?」と言われた時でした。
それ以来、膀胱系の症状でお悩みの方には、大腰筋・腸骨筋・臀部周辺への施術でお腹周りや骨盤周辺の緊張をとり、膀胱周辺お血流を改善することで、症状の緩和を実感していただいております。
医療機関での治療と併せて、鍼施術を行うことで相乗効果も期待できますので、是択肢の一つとしていただければと思います。
それでは!
=この記事は、鍼灸マッサージ師(国家資格)である当院院長の佐野聖が書いています=
「佐野聖は1995年の国家資格取得以降、臨床の第一線で活躍しており、その技術は代替え医療の専門誌である「医道の日本」において紹介されるなど、トリガーポイント・筋膜由来の痛みやコリの改善において高い評価を得ております」