2024年11月08日
線維筋痛症(FMS)とは?実際の治療例を紹介
鍼灸マッサージ治療院 feel 院長の佐野です。
今日は、線維筋痛症 (flbromyalgia syndrome:FMS) の治療についてお話しさせていただきます。
線維筋痛症 (せんいきんつうしょう)とは、身体の広範な部位に疼痛をきたす原因不明の慢性疾患の一つです。
発症の原因としては、慢性的なストレス、手術、うつ病などが挙げられますが、明確にわかったものはないとされます。
これまでにも沢山の線維筋痛症という診断名のついた方を治療させていただきましたが、今日はそのうちの一人、田中さん(仮名)のお話です。
今回のお話は治りましたというお話ではなく、20年にわたりケアを続けている方のお話になりますので、先にお伝えします。
田中さんの来院当初は、体に触れるのも激痛みを伴い、施術中は冷や汗をかきながら、鍼の本数も100本を超える日が続いたのを覚えています。
何もしていなくても痛いのに、施術で触れる痛み、鍼の響きに耐えながら頑張っていただきました。
最初の目標は、鎮痛よりも身体を動かせるようになること。
線維筋痛症は、体の痛み加え、筋肉の強張りをともなうため、歩いたり座ったりという日常動作がしにくくなる場合があります。
最初のステップは、【痛くて硬くて動けない→痛いけど動ける】という状態にしていくことからはじめます。
これは、身体が動かなくなってくると、血液循環・代謝が悪くなり、代謝産物などが滞って痛みが強くなっていくからです。
このステップが一番大変で辛いところだと思いますが、今までいらしている方たちは、薬によって意識が朦朧とするのに比べれば、目標がもてて頑張れるという人がほとんどです。
田中さんが最初のステップに到達するまで半年ほどかかったと記憶していますが、その後は少しずつ痛みも軽減されていきました。
現在は、週に1度の治療を継続をしながら、ご結婚もされてウォーキングやご旅行にも出かけられています。
トリガーポイント治療は、元来筋肉・筋膜由来の痛みを鎮め、動きを良くすることに優れた治療です。
私ももっと治療効果があげられるよう、研究を重ねていきたいと考えています。
=この記事は、鍼灸マッサージ師(国家資格)である当院院長の佐野聖が書いています=
「佐野聖は1995年の国家資格取得以降、臨床の第一線で活躍しており、その技術は鍼灸の専門誌である「医道の日本」において紹介されるなど、トリガーポイント・筋膜由来の痛みやコリの改善において高い評価を得ております」