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鍼灸専門治療院 feel横浜本院 院長ブログ
2025年05月15日

突然起こった顔面麻痺

神経痛・神経障害

こんにちは。はり・きゅう・マッサージ治療院feel 院長の佐野聖です。

今回は、ある50代男性の顔面神経麻痺の症例についてご紹介します。

ある日、食事中に「ご飯がぽろぽろとこぼれる」ことで違和感を覚えたその方は、ほどなくして鏡で顔の左右差に気づかれました。診断は末梢性の顔面神経麻痺(ベル麻痺)でした。

初期の対応と治療のスタート
来院時、口元の動きに明らかな左右差があり、発音や食事にも不便を感じておられました。顔面神経麻痺の回復は発症からの早期対応が鍵となります。

当院では、神経の回復を促す目的で、顔面部だけでなく、頸部・肩周囲の筋緊張を丁寧に整えることから治療を始めました。

顔面神経は、耳の後ろを通るように走行しており、頚部や側頭部の筋肉とも関連が深い構造です。そのため、局所だけにとらわれず、首肩まわりの血流や神経伝達を改善することも重要なポイントです。

3回目の施術を終えた現在
現在3回目の治療を終えたところですが、ご本人の体感では「発症時と比べて7割は改善している」とのこと。とくに口周りの動きと感覚が大きく回復してきています。

もちろん個人差はありますが、麻痺の進行を抑え、自然治癒をサポートするには、早期の適切な鍼灸治療が大きな力となることを改めて感じています。

顔面神経麻痺に対する鍼灸の可能性
顔面神経麻痺の治療では、トリガーポイント理論とはまた少し異なるアプローチが求められます。神経の再生、血流の改善、筋緊張の調整、そして自律神経バランスの安定化──これらを目的とした、鍼灸ならではの「全体を診る視点」が重要です。

同様の症状にお悩みの方へ。症状の程度や経過により最適な治療法は異なりますが、早期の治療開始が大変重要になります。
「様子をみる」前に、一度ご相談いただければと思います。



『この記事の執筆者:佐野 聖(はり・きゅう・マッサージ治療院 feel 院長)』
佐野聖は1995年に鍼灸マッサージ師(国家資格)を取得。8年間にわたり整形外科クリニックに勤務し、医師との連携による臨床経験を重ねたのち、2003年に横浜にて鍼灸マッサージ治療院「feel」を開院しました。
筋筋膜性疼痛症候群(MPS)やトリガーポイントによる痛みやコリの治療を専門とし、肩こり・腰痛・坐骨神経痛・五十肩・頭痛など、多岐にわたる慢性症状の改善を得意としています。
その治療技術は、鍼灸専門誌『医道の日本』にも紹介されており、エビデンスと経験をもとに、患者様一人ひとりの痛みの本質に迫る施術を行っています。




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