横浜のトリガーポイント鍼灸院 feel 院長の佐野です。
ジムでトレーニングをしていると、ウォーキングシューズやランニングシューズで筋トレをしている方をよく見かけます。もちろん、トレーニングを始めたばかりの頃は手持ちのシューズで問題ありません。ですが、フリーウエイト(スクワット・デッドリフト・ベンチプレスなど)を取り入れるようになったら、足元の装備にも目を向けてほしいと思います。
シューズは、トレーニングのパフォーマンスや安全性に大きく影響します。選ぶべき靴は、トレーニングの目的によって異なります。
■ フリーウエイトには「安定感」が必要
フリーウエイトでは、地面との接地感や体重のコントロールが重要です。
クッション性の高いランニングシューズやウォーキングシューズでは、力が逃げてしまい、正しいフォームが取りにくくなることがあります。とくにスクワットやデッドリフトでは、足裏から床を押す感覚が重要なため、できるだけフラットで硬めのソールを持つシューズが理想的です。
■ カーディオやジョギングには「クッション性」が重要
一方で、ランニングやウォーキング、エアロバイクなどの有酸素運動を行う場合は、着地時の衝撃を和らげるクッション性や反発性が求められます。ランニングシューズやウォーキングシューズは、足や膝への負担を軽減するよう設計されていますので、目的に合った選択が必要です。
■ 種目に応じたシューズの選び方
【フリーウエイト】
ソールがフラットで硬めのトレーニングシューズ
【ランニング・ウォーキング】
クッション性の高いランニング/ウォーキングシューズ
【両方バランスよく行う場合】
ハイブリッドタイプ
*用途があっていないシューズは、時に怪我につながったり、脛の痛みや腰痛などの原因になることがありますので注意しましょう!
■ 私が使っているトレーニングシューズ
私自身も、トレーニング内容に応じてシューズを使い分けています。
参考までに普段私が使っているシューズをご紹介いたします。
● ウェイトトレーニング時
→ ナイキの「メトコン」シリーズを愛用しています。
シリーズ4から使い始め、現在はメトコン9AMPを使用中です。フラットなソール、かかとの安定性、サイドのサポート性能が高く、特にスクワットやベンチプレス、デッドリフトとの相性が良いと感じています。短時間(30分程度)のカーディオトレーニングにも使用できる点が魅力です。

こちらは、メトコン8AMP
● カーディオ・ジョギング時
→ ASICSの「EvoRide(エボライド)」を使用しています。
前足部が少しせり上がった設計(ガイドソール構造)で、スムーズな重心移動と高い反発性が特徴。軽量で足運びも自然なため、ウォーキングやジョグに最適です。

■ 最後に
トレーニングで成果を出すためには、正しいフォームと安全な環境が欠かせません。
その「環境」の一部として、足元を整えることは非常に大切です。
「靴なんて何でもいい」と思っている方にこそ、ぜひ一度、自分のトレーニングスタイルに合ったシューズ選びを見直してみてください。それが、ケガを防ぎ、より効果的なトレーニングへの第一歩になるはずです。