こんにちは。
筋膜・トリガーポイント治療専門鍼灸院 feel 院長の佐野です。

「腰が張るな、重いな」という時に、真っ先に湿布を貼っていませんか?
実はその湿布、腰痛予防どころか逆効果になっている可能性があります。
湿布は「治す」ものではない
冷感・温感タイプ、手軽に使える湿布は便利ですが、あくまで対症療法。
湿布に含まれる消炎鎮痛成分(NSAIDs)は、炎症や痛みを引き起こす プロスタグランジン という物質を抑える働きがあります。
このプロスタグランジンは、本来 血管を広げて血流を良くする役割 も担っています。
湿布を貼るとその働きまで抑えられてしまうため、
血流が弱まり → 痛みは和らぐが回復に必要な血液も届きにくくなる のです。
つまり湿布は「その場の痛みを楽にする」効果はありますが、原因の解決や腰痛予防にはつながりません。
腰痛予防のカギは「血流を良くすること」
腰痛の多くは筋肉や筋膜の緊張、血流不足が原因。
そこで必要なのは湿布で血流を抑えることではなく、血流を促すことです。
そんな時おすすめなのが マッサージ。
マッサージは硬くなった筋肉を直接ほぐし、血流を改善し、疲労物質を流す効果があります。
「貼ってごまかす」よりも「ほぐして流す」ことが、腰痛予防にははるかに有効です。
ただし、マッサージでも改善が難しいような、深い筋肉のこりや慢性的な腰痛には、鍼治療が効果を発揮するケースがあります。
当院のメニュー
1. マッサージコース
腰周囲の筋肉を中心に、全身の血流を促進。
「重だるさ」「張り」を感じる方におすすめです。
2. トリガーポイント鍼治療
マッサージでは届きにくい深部の筋肉に直接アプローチ。
慢性的な腰痛や、繰り返す強いこりに効果的です。
3. バランスケア(鍼+マッサージ)
マッサージで筋肉を緩め、鍼で深部の原因を解消。
即効性と持続力を兼ね備えた人気のコースです。
「湿布でごまかす生活」から抜け出し、
マッサージ+鍼で“繰り返さない身体”へ。
腰の張りや重さが続いている方は、ぜひ当院のケアをお試しください。
『この記事の執筆者:佐野 聖(はり・きゅう・マッサージ治療院 feel 院長)』
1995年に鍼灸マッサージ師(国家資格)を取得後、整形外科クリニックで8年間勤務。2003年に横浜で「鍼灸マッサージ治療院 feel」を開院。筋筋膜性疼痛症候群(MPS)やトリガーポイント治療を専門とし、肩こり・腰痛・坐骨神経痛・五十肩・頭痛など慢性痛の改善に注力。治療技術は鍼灸専門誌『医道の日本』にも紹介されている。