こんにちは。
はりきゅうマッサージ治療院feelの広末です。
今回は、長年腰痛に悩まされていた患者さまが
鍼治療によって改善された症例をご紹介します。
■ ご来院のきっかけ
下田さま(仮名・40代男性)は
デスクワークや長時間の運転により、慢性的な腰痛を抱えておられました。
これまでリハビリや整体、マッサージなどを受けるも改善せず
知人の紹介で鍼治療を受けに来院されました。

■ 症状の特徴
・腰椎間板の狭さを指摘されている
・慢性的な腰の重だるさ
・動作時痛(特に体を動かした際)
・長時間の座位・運転で悪化
■ 当院で行った施術(トリガーポイント鍼治療)
痛みのある部位だけでなく、腰の動きに関わる深層筋へ広くアプローチ。
主な対象筋:
・腰部深層筋(多裂筋・脊柱起立筋群)
・臀筋群(大殿筋・中殿筋)
・腸骨筋
・大腿筋膜張筋
・ハムストリングス
■ 施術経過
・週1回 × 4回
・その後 週2回 × 2回
段階的に痛みは軽減し、日常生活での支障はほぼ消失。
■ 現在の状態と残存する違和感
現在、日常生活における痛みはほぼ消失していますが、
体を右に倒して物を拾う時など、まだ違和感が残る状態です。
この動作で関与する主な筋肉と作用は以下の通り:
● 多裂筋(たれつきん)
・脊柱の安定化
・側屈および回旋の微調整
→ 前屈+側屈時に椎間の安定性を保つ重要な筋
● 腰方形筋(ようほうけいきん)
・体幹の側屈(同側)
・骨盤の引き上げ
→ 右側屈時の主動作筋であり、違和感の出やすいポイント
● 腸骨筋
・股関節屈曲
・骨盤前傾補助
→ 前屈動作に関与し、腰椎への負担調整に関わる
● 大腿筋膜張筋
・股関節屈曲・外転・内旋
・骨盤安定化
→ 側屈動作時の骨盤コントロールに関与
● ハムストリングス
・股関節伸展
・骨盤後傾
→ 前屈可動域に影響し、硬さがあると腰部負担が増加
この違和感は、
腰椎の安定性(多裂筋)
側屈の主動作(腰方形筋)
骨盤・股関節の連動(腸骨筋・大腿筋膜張筋・ハムストリングス)
これらの協調性の乱れによるものと考えられます。
現在は、動作に合わせてこれらの筋肉へアプローチし
最終調整を行っています。
長年続いていた腰痛が改善していく過程の中で
「ここまで楽になるとは思わなかった」
「もっと早く来ればよかった」
と、ご本人もとても驚かれ、喜んでいらっしゃいました。
現在は日常生活にほとんど支障がなく
運動も無理なく行える状態となっています。
■ 今後のメンテナンス
デスクワーク・長時間運転の影響を考慮し、
3〜4週に1回のメンテナンス施術を継続予定です。
■ まとめ
・慢性腰痛は「局所」だけでなく「動き」で評価することが重要
・鍼治療により深層筋へ直接アプローチが可能
腰痛でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
=筆者:広末 喜和子=
鍼灸師として、肩こりや腰痛などの慢性症状から美容を目的とした施術まで、幅広く対応しております。
特に美容鍼の分野では、当院オリジナルメソッドである「リガメンティシア®」のインストラクターを務め
施術だけでなく後進の指導にも携わっています。
また、AEA認定エステティシャンの資格を取得し、化粧品やスキンケアの専門知識も豊富。
鍼灸とエステの両分野に精通していることから、美容と健康を総合的にサポートできるのが強みです。