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鍼灸専門治療院 feel横浜本院 スタッフブログ

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2025年04月13日

『五十肩で服の着脱やペットボトルがつらい』7回のトリガーポイント療法でほぼ解消した50代男性のケース

五十肩・四十肩

こんにちは、はりきゅうマッサージ治療院feelの広末です。

今回は、五十肩(肩関節周囲炎)の症状でご来院された
50代男性・井上さん(仮名)の症例をご紹介します。

「肩が痛くて腕が上がらない」「服を着たり脱いだりするのがつらい」
「ペットボトルの蓋を開けるときに痛い」「腕を後ろに引けない」――。
そんなお悩みをお持ちの方も少なくありません。

井上さん(仮名)は、約1カ月以上前から右肩の違和感に気づき、次第に日常生活に支障が出てきたため来院されました。
トリガーポイント鍼治療を7回行った結果、痛みはほぼ消失し、可動域も大きく改善された経過を詳しくご紹介いたします。


◆ ご来院時の主訴
以下のような動作で肩の痛みを強く感じておられました。

ペットボトルのキャップを開ける
シャツやジャケットの脱ぎ着
背中に手を回す(結帯動作)
腕を後ろに引く(ドアを引く・後方の荷物を取るなど)
特に肩を内側に回す動作や、肩関節を後ろに引く(伸展させる)動作で
強い痛みを伴い可動域にも明らかな制限がありました。

朝、起きた時の痛みもひどく、日常生活への影響が大きくなっておられました。

◆ 評価と原因の見立て
触診と動作確認をしたところ、以下の筋肉に強い圧痛と筋緊張(トリガーポイント)が見られました:

棘上筋(きょくじょうきん):肩の外転時に働く。肩を上げようとするとズキッとする主原因に。
肩甲下筋(けんこうかきん):肩の内旋動作に関与。服の着脱・結帯動作・腕を後ろに引く動作の制限と痛みに直結。
小円筋・大円筋:肩の安定性に関わり、伸展・回旋動作時の可動域制限に関与。
三角筋(前部繊維):前方への腕の挙上で痛みを感じやすい部位。
これらの筋肉が過緊張状態となり、関節可動域の制限と痛みの原因となっていました。

◆ トリガーポイント鍼治療のアプローチと経過
以下の通り、治療は週1回ペースで全7回行いました。

【1~2回目】
最初の2回では、痛みの中心である棘上筋、肩甲下筋、三角筋前部繊維を中心に行いました。

初回後は「ほんの少し軽くなった気がする」とのことでしたが、2〜3日で痛みが戻るような不安定な状態。
それでも、触診では筋肉の硬さや圧痛が少しずつ緩和し、可動域がわずかに改善する兆しが見えました。

【3回目】
この回を境に大きな変化が現れました。
「朝、起きた時の肩の痛みがだいぶ減った」「服の脱ぎ着もラクになってきた」と
日常の小さな変化を実感されたご様子でした。

この回では、肩甲下筋の深部にしっかりと刺鍼、三角筋前部と小円筋にも角度を変えてアプローチし
痛みの緩和と可動域の改善を図りました。

【4回目】
まだ痛みは残るものの、背中に手を回す動作(結帯)や腕を後ろに引く動作がスムーズになり、寝返り時の痛みも減少。
筋緊張の残る肩甲挙筋・僧帽筋上部線維にも鍼治療を行い、肩甲骨の可動性を高める目的でアプローチしました。

【5回目】
「服の脱ぎ着で、ほとんど痛みを感じなくなった」とのこと。
腕を後ろに引くときの痛みも大きく軽減し、上着を楽に羽織れるようになったと嬉しいお声も。

この回では、再び棘上筋・肩甲下筋に重点的にアプローチし、仕上げとして小円筋・肩甲挙筋の深部に刺鍼を実施。
可動域は正常値に近づき、肩の柔軟性が大きく改善していました。

【6回目】
日常生活での痛みはほとんどなく、「長時間パソコンを使ったときに少し疲れる程度」とのこと。
状態を安定させるため、微弱電流を流すパルス鍼を用い、深層筋の緩和と血流促進を図りました。

【7回目】
「ほぼ痛みは感じない」とのことで、すべての動作(結帯・屈曲・外転・伸展・内外旋)をチェックし、問題なし。
状態が安定していたため、トリガーポイントの最終調整を行いました。

◆ 鍼治療で改善できたポイント
このケースで症状が順調に改善した要因としては:

原因となっている筋肉を正確に評価し、アプローチできたこと
深層筋(肩甲下筋や小円筋など)への鍼刺激を段階的に深めたこと
患者様が治療計画を守り、無理のない生活動作を心がけてくださったこと
五十肩のような症状では、ただ「肩が痛い」というだけでなく
どの動作がどの筋肉と関係しているかを見極めることが重要です。
鍼灸はこうした筋肉・関節の評価と施術に非常に有効な手段なのです。

そして、何より前向きに週に1回の治療に取り組んでくださったことが早期改善の最大の理由でした。
ここからは、月に1回程度のメンテナンスで十分です。ホッとしたお顔を見て、私も本当に嬉しかったです。

◆ まとめ
五十肩は「そのうち治る」と思われがちですが、放置すれば1~2年続くケースも少なくありません。
適切なタイミングで治療を始めることで、生活の質を大きく下げることなく改善することが可能です。

井上さん(仮名)も、「もっと早く来ればよかった」とおっしゃっていました。
同じようなお悩みをお持ちの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
一人ひとりの症状に合わせて、丁寧に対応させていただきます。



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