横浜鍼灸専門治療院 feel がこれまでに対応した症例
月経痛・生理不順・胃の不快感とトリガーポイント治療
─ 生理中のつらい不調、我慢しないでください
月経期に起こる腹痛、腰痛、体のだるさ、胃の不快感・・・
これらの症状は、ホルモンバランスの変化だけでなく、筋肉の緊張や自律神経の乱れ(MPS)が深く関与しています。
当院では、筋肉と自律神経の両面からアプローチし、月経痛、生理不順、胃の不調といった月経関連症状を改善へと導きます。
月経痛のメカニズム──ホルモン反応と筋肉の緊張
月経時には、プロスタグランジンというホルモンが分泌され、子宮を収縮させます。
これは自然な反応ですが、分泌が過剰になると、子宮の過剰収縮→痙攣状態に陥り、身体に異常信号が送られます。
それに反応して、腹部や骨盤周囲の筋肉が防御的に緊張。
これにより血流が悪化し、
- 筋肉から発痛物質が放出され痛みが出る
- 腰痛や下腹部痛が起こる
- むくみやだるさが生じる
という一連の不調が現れます。
この筋肉緊張由来の症状は、筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の一種と考えられます。
月経期に起こる「胃の不快感」もMPSと関係しています
生理中に、
- 胃のムカムカ
- 胃もたれ
- 食欲低下
- 吐き気
といった胃腸症状を感じたことはありませんか?
これは、子宮収縮による自律神経の乱れ(特に交感神経の過剰興奮)が、胃の働きを低下させることで起こると考えられています。
さらに、みぞおち周辺(腹直筋・腹斜筋群)の筋肉が緊張することで、胃周囲の血流障害が起こり、胃の不快感を悪化させるのです。
つまり、月経痛も胃の不快感も、筋肉と自律神経の問題が共通しているのです。
鍼灸によるアプローチ──筋肉と自律神経を整える
当院では、
- 緊張した腹筋群・腰臀部筋群へのトリガーポイント鍼治療
- 鍼灸による自律神経バランスの調整
を組み合わせ、月経期に起こるさまざまな不調に総合的に対応します。
また、生理周期の乱れに対しても、鍼灸のホルモンバランス調整効果を活用し、自然なリズム回復をサポートしています。
治療対象となる主な筋肉(トリガーポイント)
- 腸腰筋(腸骨筋+大腰筋):骨盤内・腹部深層を支え、自律神経とも関わる
- 腹直筋・腹斜筋群:腹部全面~側面を覆い、緊張すると胃腸症状に関与
- 大殿筋・中殿筋・小殿筋:骨盤周囲を支える、月経時の腰痛に関与
これらの筋肉に形成されたトリガーポイントを的確に評価し、痛み・不快感の改善を目指します。
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▲ 大腿筋膜張筋 | ▲ (長) 内転筋 |
【まとめ】
- 月経痛・生理不順・胃の不快感は、筋肉の緊張(MPS)と自律神経の乱れが深く関係しています。
- 鍼灸は、筋肉と自律神経の両方を整えることができる治療法です。
- 我慢せず、適切なアプローチで、より快適な毎日を目指しましょう。
月経だから、体調不良だからと、諦める必要はありません。
今より快適な体へ、一歩踏み出してみませんか?