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痛みの原因である「トリガーポイント」 

2019-07-10 15:25:00

こんにちは、横浜市保土ヶ谷区の天王町にありますはり・きゅう・マッサージ治療院 feelです。

みなさんは、「トリガーポイント」という言葉をご存知ですか?
皆様にトリガーポイントを知ってもらえるようにトリガーポイントとは何か、発生する理由や症状についてまとめてみましたのでご覧ください。


身体の随所に慢性的な痛みがあるという人は、全身のいろいろな部分にかたい「しこり」があったり、押すと痛みが走る出すポイントがあると言われます。
トリガーポイントとは、ひとことで言うとこの「しこり」のことです。

トリガー(trigger)とは英語で「引き金」という意味です。
ピストルの引き金を引くことで弾が遠くまで飛んでいくように、トリガーポイントを押すとその部分だけでなくそこから離れた部位にも痛みを感じることから、この名前がつけられました。
神経痛と似ていると思われがちですが、この痛みは神経の走行とは関係ないものであり、神経痛ではなく「関連痛」と呼ばれています。

トリガーポイントが「関連痛」を起こすということは、医療従事者にすらあまり知られておらず、それとは気付かずに適切な治療に至らないケースも多々あります。
そうしたことも、トリガーポイントによる痛みに長年苦しみ続けている人が多い理由のひとつです。
それでも現在は少しずつ治療法について研究がすすめられており、かつては筋膜治療と言われていましたが、現在はトリガーポイント治療という呼び名が一般的になりました。

トリガーポイントの素は、筋肉を大きく収縮・伸張させたり外傷を負ったりすることでできるごく小さな損傷で、例えば同じ動作を繰り返し続けたり長時間同じ姿勢を維持していたりすることで筋肉が収縮し、エネルギー不足から筋肉が虚血状態になりトリガーポイントが形成されます。

筋肉に負荷がかかるような労働や激しいスポーツをしている人、大きなケガや手術の経験がある人には発生する恐れがあると言われています。トリガーポイントの痛みには3つの段階があります。

第一段階は「筋硬結」。
普段は痛みを感じることがなく、指で押すと痛いところがあるというレベルです。通常は人間の持つ自然治癒力が働いて、それ以上は悪化しませんが、強い精神的・肉体的なストレスがかかるようなことがあると治癒力が低下し、痛みを次の段階へと進行させます。

第二段階は「潜在性トリガーポイント」。トリガーポイントを指で押すとそこだけでなく他の箇所も痛む「関連痛」や動かすときに痛む「動作痛」が発生します。また、トリガーポイントが刺激されることで鼻水が出る、お腹が鳴るといった副交感神経反射という現象が起こることもあります。

第三段階は「活動性トリガーポイント」。このレベルになると、だまっていても痛みを感じるようになります(自発痛)。じっとしていても痛いという状態が続くと強いストレスとなり、それが症状の悪化や慢性化を引き起こすという悪循環に陥ります。悪化してしまうとなかなか治りにくいトリガーポイントの痛み。

予防策として、原因となる心身への過度な負担に注意して暮らしていきましょう。

お困りの際は当院にお気軽にお問合せ下さい。

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